忘れないから、忘れないでね。
2021年4月11日をもって、Hey!Say!JUMPが、9人から8人になりましたね。
最後の9人のステージから1週間。
私が今感じていることをまとめたい気持ちになって、久しぶりにまたブログを開けました。
最初に言っておくと私は伊野尾担です。でも9人のHey!Say!JUMPが大好きで、圭人のことももちろん大好きでした。
だから圭人担さんから見たら共感できないことも今から言うかもしれない。
一個人の、あくまで一個人の気持ちをつらつらとまとめただけのものなので、合わん!と思ったら全然離れてくれて構わないです。
さて。
始まりは4月6日の夜か。あのFC会員向けの動画。
あれを見て最初に出てきた言葉は
「無理!!!!!!!!!!」だった。
私は割と脳内お花畑ちゃんなので、すぐに甘い夢を見ます。
「そんなの無理だよ」と人に言われたってずっと信じていたくてすぐ夢を見ます。
だから、圭人が留学する、2年したら戻ってくるって言うのも、
周りからはちらほらと「無理だよ〜きっと帰ってこない」なんて声も聞こえたけど、心の中で(そんなことない!だって必ず帰るって言ってたし!Hey!Say!JUMPの絆ならそんな無理なことだって可能なんだもん!)と割と本気で思っていました。
でも、2年経っても圭人は帰って来なくて、
やっぱりもう少しだけ時間がほしい、となって。
その辺りからさすがに、あれ…?と思い始めてはいたけど、考えたくなくて、見ないことにしてた。
まさか。そんなことないよね。
だって、必ず帰ってくるって約束だったし、圭人以外のメンバーも、帰ってきてくれるから寂しいかもしれないけど安心してねって言ってたし(これは確からじらーで伊野尾慧さんがそんなニュアンスなことを言ってくれてた)
と自分に言い聞かせて、それ以上は特に触れずに8人のJUMPを追いかける日々。
だから4月6日は、Hey!Say!JUMPが私との約束を破った日になった。
そこからの私の荒れぶりといったら…関係者各位、その節はお世話になりました…笑
あんなに、「今の圭人」と8人が並ぶ、9人のJUMPを見ることが楽しみだったのに、
念願の9人はみんな悲痛な面持ちで頭を下げていて、見たかったのはこれじゃないと思った。むりむりむりむり見れないこんなの。
9人で並ぶって、私の中ではすごく特別なことだったのに。こんなにあっさり9人で並んでんじゃないよ。しかも謝ってるし。頭下げてるし。こんなのが見たくて待ってたんじゃない。信じていたのに。信じていた私の気持ちはどこにいったらいい?ってか最後9人で歌うって?なんで???せっかく8人に慣れてきたのに!どうせいなくなるのに9人を思い出させないでよ!つらくなるだけじゃん!この動画で最後がいいよ!それはもう「別れよう、でも最後一回だけ◯らせて?」って言ってるようなもんじゃないのか?気持ち良いの圭人だけじゃないの?体目的か!!!!マジ無理!!!!!!(違う)(違うが当時の私はそればっかり言ってた)
荒れ狂うメンタルは残りの8人のメンバーにも刃を向けかけた。
あんなに、信じて待っててねって言うから、信じて待ってたのに、
メンバーはファンの信頼より圭人の夢を取ったんだ。
それが彼らの出した答えだったんだ。
こんなの全然「私の見たいHey!Say!JUMP」じゃない。こんなの見たくない、聞きたくない受け入れたくない!!
わー!悲しい!!私大事にされてない!!!!
もう激重メンヘラ彼女よ。こうなった女はめんどくさい。ジャニーズの傷はジャニーズにしか癒せないっておばぁちゃんが言ってた(言ってない)、もうちょっと若いのに手出しちゃおうかな、ぐるぐるモヤモヤメソメソ。
そういう中で、らじらーでの伊野尾慧さんのコメントは本当に私の心をどっすーん!と揺さぶった。
彼は言葉を選びながら、とびきり甘くて優しい声で静かに語ってくれた。
「言ってたことと違うんじゃないの?どうしてなんだろう?って思ったよね」
「僕らは仕事仲間でもあるけど友達でもあるから、そういう決意を応援したい、してほしいなって思う」
9人で歌うのは最後になるけど、と涙声で語ってくれた慧くんの言葉。
寂しいけど、友達の夢を応援したいっていう、アイドルの伊野尾慧じゃなくて「等身大の伊野尾慧」としての言葉。
分からないけど、私にはこれが、Hey!Say!JUMPの気持ちなんだなって思った。
そうなんだよな。Hey!Say!JUMPって本当に仲良しなんだ。仕事仲間ではあるけど、関係は決してそれだけじゃない、それより深いんだ。だから甘いとか言われることもあるけど、私はJUMPのそういうとこが好きになったんだった。いつまでも放課後の男子校生達の仲良しなわちゃわちゃを見守っているような、あの多幸感に惹かれてJUMP沼に落ちたんだった。そうだよな。JUMPちゃんだもん。JUMPみんな圭人のこと、メンバーのこと大好きだもんな。そうなるよな。
私がJUMP担になったのは2015年のCARnivalの頃で、JUMPちゃんはそれよりずーっと前から10代から一緒にいる仲間だったのに、
その絆に私は負けた!みたいに思っていじけてんのって勘違いも甚だしいっていうかおこがましいっていうか。
そこでやっと、私は消費する側の人間だったのだったと気付いたのだった。
今までずっと、JUMPの仲良しな関係性を好んで消費して楽しんでいて、
その関係性があるから(かどうかは分からないけど私はそう思うことにした)メンバーは圭人の背中を押すって決めたんだ。
だったら私も受け入れるしかないや。
それが受け入れられないなら離れるしかないや。
そして現状、離れようという気持ちは全然ないや。私の負けだ。わーん!!大好きJUMPちゃん!!!!
そう思いながら、でもまだ圭人に対しては複雑な思いを抱えながら、ラストステージの日を迎えたのだった…
.
9人でのラストステージ。
10周年コンサートの時着てた衣装だった。
1曲目はUMPだった。
あ〜、圭人がいるな〜。
最初はそれくらいのフラットな気持ちで割と冷静に見ていた。
9人はみんなめちゃくちゃに明るかった。
ちょっと無理して明るくしてるようにも見えた。
一曲目が終わって、二曲目になって、やまちゃんと光くんが背中合わせに立った時、
まさか!その曲!って思った。
ファンファーレのイントロがかかった瞬間、ぶわっと画面が滲んで見えた…
あぁ、圭人がいるよ。
ファンファーレに圭人がいるよ。
本当だったら、ずっと日本にいてくれたらファンファーレこうだったんじゃん。
なんでいなかったんだろう?なんでいなかったの圭人。いてくれたら良かったのに。ずっといてほしかったのに。
ファンファーレの爽やかで切ないメロディが、私のガッチガチにいじけていた気持ちを優しく解いて、どんどんさらけ出してくれた。
気付いたらめっちゃくちゃに泣いていた。
私は圭人に、留学なんて行ってほしくなかった。
ずっとここに、Hey!Say!JUMPにいてほしかったんだ。
最後の曲、H our.Timeは、あまりにも、あまりにも綺麗だった。
旅立つ圭人の背中を8人が力強く押して、
これからも9人は繋がっているんだよって、高らかと誓いのように歌い上げる9人。
それを見た時に思ったんだ。
これは8人が圭人のワガママを聴いてあげて実現したステージなんかではなくて、
9人が望んだステージだったんじゃないかなって。
見知らぬ人のツイートを見かけた。思い出作りには良かったのかもしれないね。って。
きっと彼らに対してそういう厳しい意見もあるんだと思う。思うのも発言するのも自由だ。それに関して何か言いたい気持ちはない。
でも私は思った。
今まで彼らにもらったものの多さ、重さを考えたら、
そんな彼らの、最後に9人でステージに立ちたい、っていう気持ちくらい、受け止めてあげたいなって。
そして、そういういろんな感情を抜きにしても、最後のH.our Timeは最高だった。
こんなに熱い気持ちを乗せた彼らの歌声を、今まで聴いたことがあったかな?
あれは間違いなく、9人史上最高のステージだったと思う。
そこには確かに、「私の見たいHey!Say!JUMP」がいた。
最後にわざわざ9人で出てくる必要ある?ってめちゃくちゃ荒れたけど、今では思います。
最後にちゃんと9人を見られて良かった。
あの悲痛な面持ちのFC動画が9人の最後だったら、引き裂かれたような気持ちのまま私の心の中にはいつまでも生傷が残り、
9人だった頃を否定し続ける日々が待っていたと思います。
圭人が辞めることになって、今まで大好きだった9人の頃をもう見れなくなるのが、あの曲もあの曲ももう聴けない、聴きたくない、ってなってしまうのが、私は1番怖かった。
「忘れないから、忘れないでね」
あぁ、その言葉が全てだ、と思った。
そうか、忘れなくていいんだね。
良かった時のことは駄目にならなくて、これからも9人の関係は繋がってるんだ、変わらないんだって思っていいんだね。
最後に、あんなに最高に綺麗で、私の大好きな9人の姿を見せてくれたから、
つらいつらい出来事を、彼らはあの歌声で優しく包んで、思い出に変えてくれました。
ふと、配信コンサート2日目の冒頭、「闇の先へ僕らは歩き出す」の大ちゃんの曲中セリフを思い出した。
「ただ、僕達を、信じて」
本当の歌詞は「僕」だけど、敢えて「僕達」と言った大ちゃんの想いはきっと、Hey!Say!JUMPの想い。
「忘れられない日々 胸の奥底 いつだって いつまでも 思い出せるから」
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圭人がいなくなったこと。
まだ全部を消化しきれたわけじゃないけど、
私はこれからも、9人だった頃のHey!Say!JUMPが大好きだし、
8人になった新生Hey!Say!JUMPのことも大好きです。